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緩い禁煙方法

禁煙が難しいというのは刷り込みに過ぎないこと、やめられない理由がないことはお分かり頂けたとは思います。やめる為に無理をしてはいけない、我慢してはいけないことも述べました。無理な禁煙は挫折への第一歩です。仮にやめられたとしても、いずれ何かのきっかけで喫煙者に戻り得る危険な方法なのです。

ではどうすれば良いのか。ここからが本題ですが、このページを読む前に、ここまでの内容をしっかりと頭に置いておいて下さい。禁煙は難しくないのだということと無理をしてはいけないことを理解してからにして欲しいと思います。

私がお勧めする方法は極めて緩い方法です。しかし、方法が簡単で手軽な故に、禁煙を持続することも完全に煙草と訣別することも可能になるのです。一生懸命頑張って禁煙を成し遂げた人には達することができない境地に至ることができるのです。

真剣に禁煙しようと考えない

根が真面目な人はつい真剣に取り組んでしまうことと思います(私にはその心境は分からないのですが)。しかし、ここではその生真面目さを一旦横に置いて下さい。「とにかく今日から禁煙だ」「もう一本も吸わないぞ」ではなく、「煙草をやめられたらいいなぁ」くらいの意識で始めて下さい。肩の力を抜いて、できることからやってみましょう。できることだけやってみる、くらいの意識でも良いです。

繰り返しになりますが、頑張ろうとしてはダメです。続きません。

具体的な方法

それではどのようにしてやめていくのか、実践的な話をします。どれも簡単にできることばかりです。念の為に申し上げますが、これをメモして持ち歩いたり貼り紙にしたりすると本気度が増すので効果は薄れます。頭に置いておくだけでいいのです。

1.煙草を持ち歩くのをやめる

持ち歩いているとつい不用意に吸ってしまうことがあります。無意識に吸う習慣を改善する為に持ち歩くのはやめて下さい。どうしても吸いたいときには近くで買って下さい。残った煙草は他人にあげるか捨ててしまうのがベストですが、少なくともそのまま持ち歩き用にはせず、自宅などに置きっぱなしにしましょう。

2.予備の煙草を買わない

切らしてしまったとき、なくなりそうなときに煙草を買うのはやめましょう。買うのは今どうしても吸いたいのに手元にないときだけにして下さい。今吸う訳でもないものを持っているから吸いたくなるのです。

3.吸う前に必ず自問自答する

煙草に火をつける前に必ず「今本当にどうしても吸いたいのかな」と自分に問いかける習慣をつけましょう。それでもどうしても吸いたければ吸えばいいです。

4.買うよりは他人に貰う

特に酒を飲んでいるときなどはこのことを意識して下さい。煙草を持ち歩いていないので、吸いたくなったら買わなければなりません。しかし、煙草をくれそうな人がいたらまずは買う前に貰うことを優先して下さい。買う習慣も少しずつ減らします。いつも煙草を貰ってばかりいると嫌われますが、そのうち気が引けるので貰わないようになります。

5.吸いたい時は吸えばいい

どうしても我慢できないときは吸って下さい。そして吸ったことを失敗だとか挫折だとか思わないようにして下さい。反省や後悔もする必要はありません。そもそも吸いたい時は吸ってもいいというルールなのですから、何も気にしなくて良いのです。

6.禁煙していることを他人に言わない

禁煙を始めたことはあまり言わない方が良いでしょう。普段はケチな貴方の友人が急に気前よくなり、煙草をくれたり勧めて来たりします。また「禁煙はどうなっている?」「続いてる?」などと余計なことを言って意識させられることも避けねばなりません。

上記6つの簡単な心掛けだけで本数は劇的に減ります。大したことはしていませんし、少し減るだけのように見えるかもしれませんが、実際にはかなりのペースで減っていきます。そして大事なのは焦らないことです。いつの間にか煙草など吸わなくなっています。


それでは、ヘビースモーカーだった私が煙草をやめるまでの経緯も次ページ以降でお話ししていきたいと思います。

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