そもそも何故吸っているのか
先ず原点に立ち戻って考えてみましょう。そもそも何故煙草をやめる必要があるのでしょうか。何故今まで吸っていたのでしょうか。
当たり前の話ですが、誰しも生まれた頃から本能的に煙草を吸っている訳ではありません。ある程度分別がつく年頃になって、自分の意志で吸い始めたことでしょう。ですから、吸うことにもちゃんと理由があった筈です。
しかし、それは「やめたい」と思っている今となっては、おそらくさほど大した理由ではないのはないでしょうか。周りが吸っていたから、カッコつけようと思ったから、等、大抵はその程度の動機であったものと思います。
それでは、今は何故吸っているのでしょう。その時の取るに足らない動機をまだ引きずっているのでしょうか。そうではない筈です。一度覚えた味や習慣を気に入っているから、だから今でも吸い続けているのでしょう。
現在吸っている理由を見つめ直そう
では、喫煙の習慣をちょっと見直してみましょう。煙草を吸っている、吸いたい、吸わなくてはいけない理由を冷静に分析してみて下さい。
美味しいから、ストレス解消になるから、手持ち無沙汰だから、飲むと吸いたくなるから、やめると太るから、吸っている時が幸せだから、友達や上司が吸っているから、飲むと欲しくなるから、会社の喫煙室に行く理由があるから。。。
これらは些細な理由かもしれないし、吸わない人から見たら取るに足らない理由に見えることでしょう。これらの理由をくだらないと決めつけられ、そんなの吸う理由にならない、ただ依存しているだけだ、やめられない訳がない、と言われるものです。しかし、喫煙者にとってはそれも立派な吸う理由です。そんな理屈でやめられるものならとっくにやめています。
ただ、これらを禁煙できない言い訳に使っているなら話は別です。本当に吸っている理由だけを洗い出して考えてみて下さい。自分自身でも取るに足らない理由だと思っている点があるのならば、それはやはり理由になっていません。
喫煙の習慣が続いている真の理由のみを見つめて下さい。そうでなければ、禁煙を考えることはできません。
では何故やめるのか
貴方が煙草を吸っている理由はハッキリしました。では、それらの理由があるにも関わらず禁煙しようと思うのは何故でしょう。
冷静に考えれば、喫煙によるメリットよりデメリットの方が多く思い当たるのが普通です。デメリットは言うまでもなくたくさんあります。ご自身の健康、周囲への影響、金銭的負担、等、煙草の害は語り尽せませんよね。分かり切っているのでここではこれ以上は言及しません。
それらを考え合わせれば即刻やめるべきと考える人が多いでしょう。少なくとも、やめた方がいいことは間違いなさそうです。ですから、やはり煙草はやめる方向で考えてみましょう。
先ほどご自身で整理した「吸う理由」が大したことではない、と思えたのであれば、やめるのは簡単です。そうでなくても、取り敢えずやめた方が良さそうだ、と思えれば大丈夫です。私と同じ方法でやめることはできるでしょう。
冷静に考えても煙草をやめる必要はない、と思う方はやめなくて結構です。ご自身も特に禁煙をしたくないのであれば、それは無理というものです。
少しでも禁煙に興味のある方は読み進んで下さい。